2011-10-15

[FILM]百万円と苦虫女

2011.10.14
「百万円と苦虫女」

2008年7月公開の映画。
当時の私はシネマ2で働いていて、無料で映画を観られる最高の環境にいながらも長引く就活にもんもんしたりいがいがしたり、映画を観ることを抑制していたり、映画を観る気分になりづらかったりしてた。
就活前までは月30本観てたけど、この頃は月2,3本がいいとこ...ということで、見逃した約150本の映画のうちの一つが「百万円と苦虫女」です。

私は現実逃避するのが多分苦手で、追いつめられるとどう足掻いても逃げられなくて、とことん考えたり、話したり、書いたりってして解消していく方が向いているみたい。と最近気がついた。
きっと映画を観るにしても、全然関係ない映画を観て現実を忘れるっていうより、なんとなく自分や自分の周りを連想するようなものを観て、思考を巡らすきっかけにしてあげた方が自分にも映画にも良いっぽい。観ないのも良くない。
ということを考えると、この映画は人生の岐路に立たされ途方に暮れていた、就活中のあの頃に観るべき映画だったかも。
「いや、むしろ探したくないんです。どうやったって、自分の行動で自分は生きていくしかないんですから。探さなくたって、嫌でもここにいますから。」自分探し?と聞かれた蒼井優がそう答える。
自分を探しまくってたあの頃の私がこのセリフを聞いたら、探すのを一旦やめて立ち止まったかもしれん。
まあ今も探してないわけじゃないけど、大切な人や場所があることはとてもわかっているし、必要なのは覚悟だなと一貫して思うようになった。
それが正しいのかはまだわからないし、なにかを後悔しているようなことは一切ないから、まぁ結果どうでもいいんですけどね!

言いたいのは、どのタイミングでどの作品に出会うかは重要だなということ。
それは人生っていう長い単位でもそうだし、その日の気分だったり、その後会う人だったり、そういう小さなことでもそうだね。
自分に合った最高のタイミングで、最高の作品を観ていきたいなーと思うわ。
そしてほんとのほんとの将来は、映画や本や舞台やダンスや名前もないような表現の作品を、私の力で最高の作品だと思ってもらえるように人々に送り出したいなーと思うね。そしてそれが自分の作品だったらなお最高。
なんか夜だし、一日家にいて色々考えているからこんなところでしゃべりすぎている感は否めないけど、ま今日はいっか!


あでもフジファブリックのPV→髑髏城の七人の天魔王→モテキの藤本→百万円と苦虫女の中島くん という流れでこのタイミングだからこそ、森山未來にめっちゃときめいたってのもある!
きっとこれを最初に観ていたり、フィッシュストーリーのあとにこれを観ていたりしたら、森山未來には全然見向きもしなかったでしょう。蒼井優かわいーなーで終わっていたでしょう。
だから、やっぱり今このタイミングにこれで良かったんだ!
はあーん。キテます、森山未來。
ときめける相手がいるというのは、幸せなことだ!

そして私はこの作品を結構なめてました!
どうせだらだらやってほわ〜んとぼわ〜っとして終わりだろって思ってましたが、思ったよりとっても簡潔で、テンポが良くて、役者もよく見えたし、大切なことが説明的じゃなく伝わってきたし、おまけにしっかりきゅんきゅんもさせてもらったし、良い映画でした!
と映画の感想っぽいことも言ってみる!
それじゃあ寝ます。おはようトウキョウ、おやすみロンドン。

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百万円と苦虫女
director:タナダユキ
writer:タナダユキ
cast:蒼井優、森山未來、齋藤隆成
country:日本
http://blog.t-basic.com/nigamushi/comment/

観たいと思った映画:「モル」
http://pff.jp/moru/main.html
タナダユキの初監督作品。
でもこの人、さくらんの脚本はくそだったよね...。
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