2011.08.28
「川崎市岡本太郎美術館」
川崎市岡本太郎美術館は、他の太郎施設よりもご両親の資料が充実していてとても良かった。
太郎の素敵なところは、絶対的なアーティストでありながら併せ持った、その人間臭さにあると思う。
作品を創る時おそらく太郎は一人なのだろうけれども、彼の人生には常に誰かがいる。
同じく芸術家のご両親であったり、彼の死後も彼の芸術家としての活動を支える敏子であったり、ピカソであったり、花田清輝であったり、誰かしらが存在する。
彼はいつでも作品に対する反応を求めている。
人間ありきの作品創りを生涯貫き通した、彼の貪欲なまでの自己と他者に対する探求心が、結局そういうことだよなといつも思わせてくれる気がする。
なんでこんなに圧倒的な人が存在するんだろう!と岡本太郎作品に対峙する度に思ってしまう。
この人の作品は、言葉は、他の何にも似つかない圧倒的な力で私の脳みそをこじ開け、心臓で爆発する。
私はまだ若輩者の23歳で、自分は何者かになれる気がしている。
だけど、この人から言葉やイメージを投げ掛けられる度に、ひたすら自分の小ささが恥ずかしくて、いたたまれなくなる。
彼を見て、悔しいと思えるまであとどのくらいかかるのでしょう。
対等とまではいかなくとも、彼の投げ掛けに対して一人間として何かしら呼応できるまでになりたい。
Showing posts with label museum. Show all posts
Showing posts with label museum. Show all posts
2011-09-02
2011-08-20
[EXHIBITION]今敏回顧展 千年の土産
2011.08.20@新宿眼科画廊
「今敏回顧展 千年の土産」
2011年8月24日、一周忌を迎える今敏監督の回顧展。
公開された映画の原画たちや、アニメーターとして活躍する前に描いていた漫画たち、学生時代の作品など、46年間に彼の脳みその中から溢れ出したイメージの欠片たち。
原画展がこんなにもわくわくするのは、あの映画たちが魔法のように突然現れたわけではなく、紙と鉛筆からスタートして、監督の意志と思いが命となって吹き込まれていったことがわかるから。
千年女優のイメージ画は、紙と鉛筆の時点で既に千代子が走り出しそうだ。
東京ゴッドファーザーズはゴミひとつすら丁寧に自らの手で描き上げてる。換気扇やゴミ袋、壊れたキーボードなど画に含まれる全てが、この作品に必要不可欠な要素であることがわかる。
イメージを自分の手で具現化し、制作できる監督は強い。
パーフェクトブルーは初監督作品だけあって、本当に時間をかけている。
コミックガイズ廃刊時に連載していた漫画OPUSの原稿に「正直アニメに集中できると思っちゃったし」的なことが書いてあった通り、本当に集中したんだろう。
DarrenAronovskyがパーフェクトブルーに強い影響を受けた事は有名な話らしい。
Requiem for a Dreamでは今敏へのオマージュとして、風呂場のシーンを真似て撮っているのだそう。
役に食われていく狂気という点ではBlackSwanにも多少影響を与えているのではないかと思う。
46歳という若さで亡くなった彼の作品が、海外でこんなにも高い評価を得ているのは不幸中の幸いというか。
天才は亡くなってから評価されることが多いけど、彼の場合は生前から多くの人に作品を観てもらう機会があって、愛されて、本当にそれだけは良かったと思う。
「夢みる機械」が公開に至ることを、心から願う。
MADHOUSEは今年の頭に日テレの子会社になってしまった。
経営的には随分と前からやばいと言われていたから、REDLINEを観たときによくぞここまでぶっとんだ作品を創ってて生き延びられてたなと思った。子会社化は必然だったんだと思う。
いま、「夢みる機械」の制作の進行度合いはあまり芳しくないらしい。
経営と制作内容のバランスを保つのは大変なことなのだろうけど、それでもこんなに愛されて、惜しまれて、本当に多くの人間が完成を望んでいる作品が、未完のまま葬られてしまうのは間違っていると思う。
「夢みる機械」が作品化されない日本のアニメ界に、未来はないと思うんだよ。
だってこの作品に公開の価値がないのなら、他のどの作品にそれがあるというわけ?と思ってしまう。
原画を見て、改めてこの作品を観てみたいと思った。
やはり、自分の大切にしたいものや人や才能には対価を払うべき。
文化はそういう風に思う一人ひとりの出資で守られていく。
いつも思ってはいるけど、こういう具体的なことがあるとそう強く感じる。
ということでやはり私は渡英前に千年女優を買おうと思う。
それは贅沢じゃなく、必要な出資ナノダ!
「夢みる機械」を劇場で観ることができるよう、心から祈る。
ありがとう、今敏!
------------------------------------------------------------
今敏回顧展 千年の土産
2011.08.12〜08.24
新宿眼科画廊 http://www.gankagarou.com/sche.html
http://www.gankagarou.com/sche/201108konsatoshi.html
読みたいと思った本:「ワールドアパートメントホラー」
※大友克人初実写監督作品を今敏が漫画化した作品
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063132412/tamagomagogoh-22/ref=nosim/
気軽に観れちゃう今敏:「オハヨウ」
http://www.youtube.com/watch?v=nLQmfAak4VM
------------------------------------------------------------
「今敏回顧展 千年の土産」
2011年8月24日、一周忌を迎える今敏監督の回顧展。
公開された映画の原画たちや、アニメーターとして活躍する前に描いていた漫画たち、学生時代の作品など、46年間に彼の脳みその中から溢れ出したイメージの欠片たち。
原画展がこんなにもわくわくするのは、あの映画たちが魔法のように突然現れたわけではなく、紙と鉛筆からスタートして、監督の意志と思いが命となって吹き込まれていったことがわかるから。
千年女優のイメージ画は、紙と鉛筆の時点で既に千代子が走り出しそうだ。
東京ゴッドファーザーズはゴミひとつすら丁寧に自らの手で描き上げてる。換気扇やゴミ袋、壊れたキーボードなど画に含まれる全てが、この作品に必要不可欠な要素であることがわかる。
イメージを自分の手で具現化し、制作できる監督は強い。
パーフェクトブルーは初監督作品だけあって、本当に時間をかけている。
コミックガイズ廃刊時に連載していた漫画OPUSの原稿に「正直アニメに集中できると思っちゃったし」的なことが書いてあった通り、本当に集中したんだろう。
DarrenAronovskyがパーフェクトブルーに強い影響を受けた事は有名な話らしい。
Requiem for a Dreamでは今敏へのオマージュとして、風呂場のシーンを真似て撮っているのだそう。
役に食われていく狂気という点ではBlackSwanにも多少影響を与えているのではないかと思う。
46歳という若さで亡くなった彼の作品が、海外でこんなにも高い評価を得ているのは不幸中の幸いというか。
天才は亡くなってから評価されることが多いけど、彼の場合は生前から多くの人に作品を観てもらう機会があって、愛されて、本当にそれだけは良かったと思う。
「夢みる機械」が公開に至ることを、心から願う。
MADHOUSEは今年の頭に日テレの子会社になってしまった。
経営的には随分と前からやばいと言われていたから、REDLINEを観たときによくぞここまでぶっとんだ作品を創ってて生き延びられてたなと思った。子会社化は必然だったんだと思う。
いま、「夢みる機械」の制作の進行度合いはあまり芳しくないらしい。
経営と制作内容のバランスを保つのは大変なことなのだろうけど、それでもこんなに愛されて、惜しまれて、本当に多くの人間が完成を望んでいる作品が、未完のまま葬られてしまうのは間違っていると思う。
「夢みる機械」が作品化されない日本のアニメ界に、未来はないと思うんだよ。
だってこの作品に公開の価値がないのなら、他のどの作品にそれがあるというわけ?と思ってしまう。
原画を見て、改めてこの作品を観てみたいと思った。
やはり、自分の大切にしたいものや人や才能には対価を払うべき。
文化はそういう風に思う一人ひとりの出資で守られていく。
いつも思ってはいるけど、こういう具体的なことがあるとそう強く感じる。
ということでやはり私は渡英前に千年女優を買おうと思う。
それは贅沢じゃなく、必要な出資ナノダ!
「夢みる機械」を劇場で観ることができるよう、心から祈る。
ありがとう、今敏!
------------------------------------------------------------
今敏回顧展 千年の土産
2011.08.12〜08.24
新宿眼科画廊 http://www.gankagarou.com/sche.html
http://www.gankagarou.com/sche/201108konsatoshi.html
読みたいと思った本:「ワールドアパートメントホラー」
※大友克人初実写監督作品を今敏が漫画化した作品
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063132412/tamagomagogoh-22/ref=nosim/
気軽に観れちゃう今敏:「オハヨウ」
http://www.youtube.com/watch?v=nLQmfAak4VM
------------------------------------------------------------
Labels:
museum
Subscribe to:
Posts (Atom)

