2011-08-01

[TRIP]TAIWAN

ロンドンつっといていきなり台湾の話です。
先日妥協してミクシィにあげていた台湾日記をこっちにうつします。
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三連休は台湾旅行にいってきました。 
私にとっては初アジア旅行で、新しいものもたくさんで、とっても興奮したので忘れないうちに記録します。 
日記なんて久しぶりすぎてどう書いていいやらですが、とりあえず脈絡なく書き綴ります。 
ちなみにほんとはブログを立ち上げてそっちに書きたいんだけど、どのブログがいいかわかんなくて妥協してミクシイです。 
オススメあったら教えてほしー! 



まず、総じてやはり親日。 
でも想像してたほど親日ではなかったような。というのも、若者からの親日的アピールはそんなになかった気がします。 
おじいちゃんおばあちゃんはとっても親日。
日本語上手な方もたくさんいた。 
おかあさん世代は日本語はしゃべれないものの、良くしてくれる方が多かった印象。 
どこかのアンケートを見たら、10代~20代の親日率はおばあちゃん世代と比べてそんなに大差なかったと思うんだけど、親日の種類が違うんだろうね。 
日本ブランドの化粧品や食品、AKBのラッピング広告や日本の雑誌など、台北は特にここ日本か?って思っちゃうくらい日本産のものが多かった。

若者はおそらくこういう文化的なものに関心を抱いている「親日」。 
だから日本人自体には特に興味ないし、北京語しゃべれない私たちを小馬鹿にした感じの子も結構いた気がする。 
それに対して、おばあちゃんは「日本の人ですか?あそびにきたのですか?わたしニホンゴワスレタヨー!」と日本語で話しかけてくる。 
年配の方々は、歴史を踏まえた上で感謝と愛を抱いてくれている「親日」。 
総統府の案内係の人や、台北101タワーの受付の人、夜市の屋台の人たちなど、いわゆる観光スポット的なところにいる人たちは少し若めでも日本語で話しかけてくる人が多かった。 
日本語が勉強しやすい環境であることは確かなんだろうね。 
というか、英語がしゃべれなさすぎてびびった。 
日本人レベルの英語も通じる事はほとんどなかった。 
ステーション?バス?ハウマッチ? などなど。 
いままで行った国で一番英語通じなかったかも。 
万国共通なのはジェスチャーだけですね。 
最終日の朝5時起きで参加した公園の太極拳は、とってもかわいいおばあちゃんたちがたくさんでこの旅で一番楽しかったなんっ 












総統府の資料施設では、明らかに分量が多い日本統治時代の資料をたくさん見た。 
案内係のおじさんは、 
「たくさんの国に支配、統治されてきましたが、日本の時代が一番良かった。日本に感謝しています。ありがとう。」
と言っていた。多分心から言っていた。説明はもちろん日本語。
ちなみに後ろのグループは中国人のグループだった。おそらく大陸の。 
彼らにも同じように、「日本の時代が一番良かった」と説明するのだろうか? 
総統たちのお洋服を見たけど、陳水扁元総統も日常的に防弾チョッキが入ったジャケットを着ていたらしい。 
今でもいつ大陸が襲ってくるかわからないと思いながら生活しているのか。同じ国の人間に殺されるかもしれないというのは、どんな気分なんだろーね。



一日目の夜は台北EYEという小さなホールで京劇を観た。
前半が阿美族の民族舞踊、後半は八仙過海というお話のショーでした。










舞踊の方は最後観客も前に出て一緒に踊れたり、途中休憩時間では演者の方々と写真撮れたり、アットホームなエンターテインメントって感じでした。

筋肉質な男の子たちが手を交差してつないで踊るんだけど、白鳥の湖のパ・ド・カトルとおんなじ手してるの。どっちの振りが先なんだろう笑。
時も国もこんなに離れたところで同じ振りが生まれるなんて笑。
しかも見え方が全然違う。当たり前だけど。
阿美族の方はどっちかというと野球部の筋トレっぽい感じ。
観客もおそらく北京語話せない人がほとんどだったけど、円になって踊ればみんなおんなじ。ダンスって世界共通!
ちなみに阿美族は女性の方が優遇されていて、結婚しても女性の姓が残るんだって。
八仙過海のほうは雑技団みたいな技を見せながらお話が進んでいって、とっても楽しかった。
お化粧がとっても綺麗。都度見せるキメ顔が癖になる。ばいーん!




食事に関しては、香草系が苦手でなければ日本人向き。
中華のさっぱりバージョンて感じで、何頼んでも外れなかった。
メニューに写真がついていない事が多いので、漢字から想像するしかない。


麺が何種類もあって、うどんぽいの・そばっぽいの・ビーフンぽいのとか同じスープでも麺がかわるだけで味がかわっておいしかった。 
片桐はいり推奨のフルーツてんこもりかき氷が食べられなくて残念。 
小籠包は5つ星のおいし~~ところで食べた☆ 
本当においしい小籠包は、何もつけないでそのままいける! 

九フェンではおいしいお茶やさんにいった。 
おねえさんが一通り目の前で茶法を見せてくれて、あとは自分たちでも入れられる。


ちいさめの湯のみと細長い湯のみがあって、まず細長い湯のみに注ぐ。 
上からちいさい湯のみをかぶせて、くるっとひっくり返す。
まわしながら細長い湯のみをとって、残った香りを楽しみつつ、ちいさい湯のみに注がれたお茶を飲む。
細長い湯のみはこすると香りが変化するのがまた面白い!
お茶の種類もとっても豊富。
お店では梨山という台湾人気ナンバーワンのお茶を飲んだ。香りが素敵。
おみやげには凍頂烏龍茶。他にも色々試してみたかったなー。
ちなみに九フェンは千と千尋の神隠しのモデルになった街で、ずらーっと並ぶ提灯がとても綺麗でした。街自体は階段と坂がたくさんあって、江ノ島みたいだった。
いろんなお店が「ミヤザキハヤオキタヨ!」とアピールしていた。 


夜市は士林にいった。 
余談だけど、私たちは6人だったのでタクシー移動は3人ずつだったのね。このときも士林駅で待ち合わせしたんだけど、駅のどこでっていうのを決めてなくて、会えなくて超焦った。携帯使えないってコワイヨ! 
ちろみちゃんが迎えにきてくれて、再会したときはめっちゃテンションあがって阿美族ダンスを踊りたい気分だった。海外での待ち合わせはご注意! 
夜市では、というか街を歩けばどこにでも屋台が出ているのが臭豆腐。 
名前の通り、超臭い。 
本当に臭い。しかも、なんとなく知っている臭さなの。 
なにこの臭い!?って感じじゃなくて、満員電車のおっさんの口臭みたいな。 
これだけは絶対食えないと思ったね。そして本当にどこにでもある。 
どこまでも追いかけてくる台湾の臭豆腐。恐怖。 
夜市はめっちゃ楽しかったす。 










*

台湾のトイレはトイレットペーパーを流しちゃいけない。

各トイレにゴミ箱がついていて、使用済ペーパーがたまっている。
ペーパー自体も固くて流れづらいし、水圧が弱いので下手したらうんちも流れません。
なんだけど、めちゃくちゃ異臭を放ちそうなそのゴミ箱が、一切臭わない。ゴミ袋なのか?箱なのか?
どこに秘密があるのかはわからないけど、台湾の消臭技術はすごい。
そこかよって感じだけど、ほんとすごい。
私的にはこの消臭技術と、臭豆腐と、お茶の作法が共存する台湾が信じられない。
ゆーたちどんな鼻してるんだい。 


世界4大博物館の故宮博物院はシーズンなのか、鬼混み。
入場制限がかかっていて、ディズニーランドみたいだった。
ツアーのガイドさんが至るところでぴーぴー説明していたり、音声ガイドを聞きながらみんな歩いていた。
こんなにうるさい博物館初めてだった。
翡翠の白菜と角煮が有名で、モナリザレベルで人を招集していた。
古い書物や文字の起源を紹介した展示、水墨画などがとっても素敵だった。 説明書きは英語と中国語だったので、悠策と力を合わせて解読しながら進みました。
たしかに一生かかっても見切れない量の展示物だった。お腹いっぱい。 


台湾ではメトロ、バス、タクシーなどなど街の乗り物は網羅した感あり。
メトロは悠遊カードというスイカみたいなぴって入るカードを駆使しました。
びっくりなのは、残高が足りなくなるとマイナス表示になるけど通れるの。 借金してるって事かしら?
–6元台湾に借金して帰国しちゃいました。許してちょ。 
切符は人生ゲームとかに使われそうなちゃっちいコインなんだけど、まさかそれにも磁気が入っていて、ぴってするの。 
降りるときに回収。なんてエコ! 
バスは次のバス停のアナウンスとかがないから、その近辺の地理を把握していないと降りたいところで降りれない。 
私たちは1回降りたかったところを通り過ぎ、1回フライイングして降りそうになりました。 
タクシーは鬼安。まあ物価が安いから当たり前なんだけど。 
九フェンから台北まで約45分乗って3000円くらい。 
それも、TAXI張りの超ハイスピード。運転は超荒い。日本なら同じ距離あと30分はかかると思う。 
がんがん割り込んでくるし、信号も結構無視。名古屋がひどくなったみたいな感じ。 
ガイドさんも歩行者よりも車両が優先ですと言っていた。 
言葉通り、ちんたら信号渡ってると轢かれそうになる。 
あと原チャの数が半端ない。多分経済事情関係なく、みんな持ってる。 
二人乗りは基本。最大で4人乗りしてる家族を見た。 
おそらくフィットとかのノリでファミリーカーが原チャなんだと思う。 
それにしてもほんと原チャばっか。そしてみんなカッパを常備しているのがうける。 
用意周到。突然雨が降ると、おもむろにみんなカッパを着始める。 
きっとこの国では原チャを持ってないと馬鹿にされ、カッパを用意していないと彼女ができないのだと思う。 



鶯歌という陶器の街にもいった。 
所狭しとひたすら陶器屋が連なっている素敵な街。
わたしはここで素敵なおばちゃんと出会い、3000円くらい割引してもらって、素敵なお茶セットを購入♡ 
ちなみに今そのお茶セットでお茶飲みながらこれ書いてます。んまひー。

ここで食べた炊き込みご飯の器は、陶器を焼く窯の煙突をイメージしているらしい。 
ごはんもおいしかったし、よい陶器に出会えて幸せ。 

この街で初めて檳榔を食す。 
ドラッグとまではいかないけど、タバコに近い依存性があります。 
無味無臭。葉っぱに包まれた固い実。おいしくはない。 
ずっとくちゃくちゃ噛んでると若干の興奮と酩酊感がある。暑さもあったかもしれないけど、ちょっとふらふらした。 
昔は高級な嗜好品だったらしい。いまは結構どこにでもある。ていうか今も風習が残っているんだよね。 
結構吐き出したあとが色んなところにあった。一応規制はされているらしいけど。 










右の写真はハイになったわけじゃなく、前日に京劇を観たからなにかとポーズをとりたがっているだけです。 


中正記念堂では衛兵交代が見られた。
瞬き一つしない衛兵の人たちがすごく威圧的な音をたてながら交代。
銃で床をついたり、ブーツの音がかつかついってたり。
次第に人が集まってきて、後ろからは衛兵が見えなくなった。
蒋介石のおっきい銅像だけが見えて、衛兵のたてる音が蒋介石に威圧されているみたいで、恐怖を植え付けられいく感じがした。
それにしても銅像も、各所で売っている蒋介石グッズもめっちゃ笑顔のおじさんて感じ。
国をあげて彼をヒーローにしたいのか。逆に怖いんだけど。
総統府でみた李登輝さんの笑顔の方が何百倍も素敵に見えたよ。 




そんなこんなで、本当にまとまりがありませんが、竜一のパスポート間違いから始まった私たちの台湾旅行は終わりました。 
6人で行って、6人で帰ってこられて本当に良かったです。












台湾という国は、本当に奥が深い。

次は台南の方とか、花蓮や太魯閣にも行ってみたいなー。
地理的なことだけでなく、多くの国が台湾に興味をもち、台湾を統治したがった理由がなんとなくわかります。
今回の震災で台湾は日本に200億もの義援金を送ってくれているのに、日本は台湾を国として認知せず、しっかりとしたお礼もできてません。
こんなに無条件に愛を注いでくれる国があるのかしら。
せめて、一国民として私たちが感謝の気持ちを持って、台湾という国と対峙しなければいけないと思うのです。


と、まじめな感じに終わります。
たのしかったー!ビバ台湾!

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