2011-11-13

RE: 決心

4連休風邪引いて結局一歩も家でなかったわ。明日から学校。
昔のミクシィ(笑)見てたら気合いが入った。忘れないためにこっちにうつしとこ。ミクシィこのままじゃいつ廃業するかわかんないし。
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2010.04.18


ロンドンへ行きます。


昨年末から考えていたけど、ようやく決心が固まった気がするので、書きます。
今は、ロンドンで通う専門学校を探しているところです。
映画の勉強をしたいと思ってます。来年の9月から、二年間。
就職はまだビザの問題なんかもあるので、イギリスで頑張るのか日本に戻るのかは未定です。

たくさんの人にかける迷惑や、たくさんの人と離れる不安や、渡英後の生活、将来の仕事、自分の本当の気持ちと希望、現実的な体力・財力、いろんな事を考えたけど
今行かないともう行かないと思って、決心しました。
そんな決め方は間違っているのかもしれないけど、
自分の生活に疑問を感じていたこのタイミングで父親の転勤が決まったのは運命だと思うし、
20歳過ぎてから本当に時間が経つのが早くて、正直それも怖い。
焦り過ぎかもしれないけど、これ以上様子を見る余裕は今の私にはない。
大好きなヨーロッパで、父親と暮らしながら、映画の勉強をして、自分と向き合う時間を設けるのは必ず自分の力になる。
イギリス・日本で映画の仕事がしたい。と本当に思うようになったら、実現するだけの力と運が私にはあるから、きっと大丈夫。
わくわくどきどきするような事を、ずっとしていたい。
ロンドンに行かなければ、会えない人もたくさんいる。見れないものもたくさんある。
私は、ロンドンに行く!

これで、短かった私の安定した生活はとりあえず終わります。
元気な時は、頑張る!ともちろん思えるけど、そうじゃない時も多分たくさんある。
その度に不安になって、泣いたりするんだと思うけど、私はいつまでもキラキラしていたいんだから、絶対頑張ります。
わくわくどきどき、いつもしていたい!シンプルな事だ!

さー、明日も頑張ります。

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わたしったらこんな風に公言してたんだった!
いまのままじゃ胸を張って帰れません!がんばろーーー!
みんなに見せられるくらいの作品創れるといいな!
よっしゃ!

2011-11-12

[FILM]TEEN FILM

ロンドンで初めて風邪をひいたっぽくて、身体がだるーいのできょうは一日ごろごろしていました。
こっち来てからは日本での忙しい生活が嘘みたいに、時間がたくさんあります。
学校は忙しいけど、オフの日はあまり予定がないので、一人で何かを観たり、読んだり、考えたり、思ったり、そんなのの繰り返しです。それが結構いい感じです。究極の贅沢って感じ。やほんと贅沢です。
でも今日は頭もぽーっとしてたので、そんなのもせず、なんとなーくぽーっとしてました。
そしてぽーっとしながら昔書いたものを色々読んでいたら、十代の自分が支離滅裂すぎて笑えて元気になってきた。
この頃から正直さだけは変わってないなあと思うくらい、きっとその時抱えてた思いとか巡らせていた思考たちをただただぶちまけてる記録たちが本当におかしくて、愛おしかったです笑。

わたしはどんな映画が作りたいかっていうのをはっきり人に説明できるほどまだ固められていないんだけど、若い人に向けた作品を作りたいとずっと思ってるの。
大人は長く生きた分、逃げ道の作り方を知っているし、心の休め方を知ってる。自分のリズムで生活できるし、武器をたくさん持ってると思う。もちろんそうじゃない大人の人もたくさんいるとは思うけど。
これは前にも書いたけど、十代の頃の自分ってすごく不安定だったと思う。
楽しい!最高!って思っていた次の日にああなんてひとりぼっちなんだろうって思ったり。学校で教えてくれることが人生の何に役に立つの?ってよく聞くセリフだけど、17歳や18歳なんて人生の役に立つことがなんなのかは自分で探さなきゃいけないことに気付き始めてる。不安で空っぽな自分を埋めるために友達や彼氏が欲しいと思ったり、そうして周りに優しくしてもらうと、罪悪感とか自分に対する嫌悪感で死にたくなったりする。頑張らなきゃいけないことはわかってんだけど、なにをどう頑張ればいいかはまだわかってない。とりあえず与えられたものをこなすことに必死になって、頑張って疲れて、これ頑張ったらどうなるんだろうって思っちゃって、結果を形として提示されないと続けられない。そんな風に色々考えて、自分だけがみんなと違っておかしいんだって思ったりする。
とにかく何もかもが漠然としてるんだよね。

若者をわたしの映画で救いたい!なんてことは決して思ってないけど笑、漠然とした思考を言葉や画にしてあげたいなとは思う。
この映画がなかったら十代のわたしはダメだったなんて思う映画はないけど、自分が抱えてる気持ちはこういう感じのものなんだろうなとか、なんでかわかんないけどわかるわかるとか、共感することで楽になった映画はあると思うから。一瞬だけでも少し元気になったとか幸せになったとか、そういう映画もある。
映画だけじゃなくて本とか音楽とか場所とか人とか色々、劇的な何かがあったわけじゃないけどそういうのの積み重ねで大人になってきてると思うからさ。
人生を変える作品を!っていうよりも、積み重ねの一層になれる作品を作れたらいいなあ。

ということで、わたしのレイヤーになった大好きなティーン映画をちょろっとご紹介します。

「girl, interrupted」












ティーン映画といったら17歳のカルテ。
精神病院に入院してる女の子たちが、たしかに病気なんだけど自分と何が違うんだろうって思ってた。
アンジェリーナジョリーの鬼気迫る姿に圧倒されるけど、ウィノナライダーの普通な感じも好きですわたしは。
部屋のドア越しに歌うシーンは何度観ても素晴らしいと思う。


「青い春」












しあわせなら手をたたこう!
ぐちゃぐちゃで混沌とした気持ちを静かに表現している映画です。
静かな焦燥感に胸が熱くなります。ミッシェルの曲も相俟って、屋上で叫びたくなる。
若い新井浩文がめちゃくちゃ尖ってて、突き刺さる!


「時をかける少女」












走り出したくなる映画!
爽やかで、恋がしたくなる映画です。
大切なものを素直に大切だと思えるようになる!抱きしめたくなります。


ほんとにちょろっとですが、そんな感じです。
今でも悩んだり、見失いそうになったときは観ます。
あとは魔女の宅急便。
人生にこういう作品があるというのは幸せなことです。
さあー風邪がしんどいので魔女宅観ながら寝ます。
きっと仕切り直して、明日から元気にまた頑張れるはず:)
おやすみなさい。

2011-11-08

[FILM]2 Days in Paris

2011.10.23
「2 Days in Paris」












異文化コミュニケーションはわたしの人生のテーマになりつつあります。
ロンドンは本当に多国籍な国で、毎日いろんな国・文化・宗教の人と話をするのが新鮮。
こういうことを言って甘やかしたくないんだけど、ここで生活をするというだけで意味はあるんだろうなあと思ってしまいます。
繊細で笑、非効率なわたしの脳みそはいちいち驚いたり嬉しくなったり傷ついたり、ほんっとうに忙しいです。

日本が母国だと感じます。
日本を通して、日本人として世界を見ることができて幸せだと思います。
日本人の仕事は繊細で、芯があって、柔軟。
外国に比べて愛国心が稀薄だと思っていたけど、それは公平な目で外を見られるということだとも思う。
国際化という点ではまだまだ国としてのシステム面で足りないところが山ほどあるけれど、いまは能動的に個人が情報を獲得できるのだから、いくらでも外を知って、日本の自分に立ち返ることができるはず。そういう習慣がないが故の稀薄な愛国心というのも事実だから、もちろん環境的にも個人の意識的にももっとうまく循環させることはできると思うけどね。
もっとたくさんの日本人が、日本に誇りを持って、あの国を愛してもいいと思う。というか愛したらいい。欠陥もなにもかも含めて愛するところからなにもかも始まると思うからさ。政治も経済も地震も放射能もぐちゃぐちゃだけど、恋人の嫌いなところを数えてばかりいても仕方がないじゃない。
初めて国家が形成されつつあった頃の日本は、国を良くしていこうという単純明快な欲の元に人が動いていたんだよね。良いものは良いと言って、次々に取り入れていったんだよね。
今は個人の知識も選択肢も果てしなく増えてしまったから統制することが難しいというのはもちろんだけど、せめて国を愛するところに全員が最初の一歩目を揃えてもいいんじゃないかと思う。

なんだか熱くなってしまった。とにかくいい国だよ日本は。大好きだ。
日本食食いたい。


それで、2 Days in Parisを観たわけなんだけど。
アメリカ人の偏屈彼氏とフランス人の彼女が二日間、パリにある彼女の実家で過ごす話。
彼女の実家ってだけでアウェイなのに、家族も友達もみんなフランス語で自由にまくしたてるあの感じはアメリカ人にはかわいそすぎる!
それにしても、あれはとっても脚色しているよね?フランス人はみんなあんなにセックス好きなわけじゃないよね?パパの下ネタ満載アートはひどかった。フランス人はあれをアートとして楽しむの?道を歩きながら路駐にキレて鍵で車に傷を付けながら歩くことは日常的なことじゃないよね?カフェで昔の恋人に会って、いきなりあんな大喧嘩が始まるの?ゲイで妖精な爆弾魔はめったにいないと言ってほしい。タクシー列の前に並ぶ団体客に「ルーブル美術館ならここから歩けますよ。タクシーに乗る方がばかばかしい」と知りもしない道を教えて、早くタクシーに乗ろうとするアメリカ人はいそうだけど。

政治や文化や宗教の話が盛り込まれたテンポの良い会話で展開していくこの映画は、ウディアレンみたいだった。
ウディアレン作品の中身が少し若返って、身近になった感じ。
それにしても、監督・脚本・音楽・編集・主演のJulie Delpyはまだ41歳でしょ?天才なのか?18年後にはわたしも自分の触れている各国の人間や文化をうまく消化して、自分の表現としてアウトプットできるようになるのか?そんな気配がしないけど、そこまでいけたらわたしのロンドン生活は大成功だ。


背筋がぴんと伸びる着物、食卓を囲む「いただきます」、家の中では靴を脱ぐ習慣、上司や先輩を敬うということ、風鈴の音、電車の中で電話をしないモラル、四季があること、クリスマスもバレンタインもとりあえず楽しんじゃうとこ、年の始めも受験も安産もすぐ神様にお祈りしちゃうとこ、こたつの中で足があたる感じ、しっかりと余韻を残す花火。

んーとそんなことじゃなくて。
もっと感覚的な愛おしさを言葉にできたら。しかも英語で伝えられたら。
言葉にできなくても作品にできたら。どれだけいいでしょう。
日々精進。いまはそれしかないですね。


ちなみに11/5はガイフォークスナイトっていうイギリスの国民的なお祭りの日だったんだけど、結構きれいな花火があがってた。
どうせしょぼいんだろと思って馬鹿にしてたことを反省しながら見てたら、クライマックスの盛り上げ方が半端じゃなくて笑ってしまった。ものすごいスピードで次々に花火があがって、音も空の色も火事かと思った笑。
花火はひゅーーーっていう音がいいよね。
火の粉が散ってゆっくり消えていく感じが美しいよね。
横須賀の花火が恋しいなと思った夜でした。

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2 Days in Paris
director:Julie Delpy
writer:Julie Delpy
cast:Julie Delpy, Adam Goldberg
country:France, Germany
http://www.2daysinparisthefilm.com/

観たいと思った映画: Before Sunset
http://www.imdb.com/title/tt0381681/
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