2012-03-09

MIOinLONDON2

MIOinLONDON2! 12/03/01-04

さあこんなに早くパート2を書く日が来るなんて!
美音とのロンドントリップはもはや安定感すらある感じがするね。
ひょっとしてパート3もあるんじゃないかなー?と期待しちゃいます。
エジンバラ旅行は日程が合わず断念しましたが、たまたま謎の連休があったわたしはツーリスト美音とちゃっかりたっぷりホリデーinロンドンを楽しんじゃいました!
忘れないうちに、ざーーーーっと綴っておきまーーーす。


<MUSICAL:SINGIN' IN THE RAIN>

MIOinLONDON2はミュージカルで派手に幕開け!
2月に始まったばかりのSingin' in the rainは満席でしたー!
2階のGrand Circleは雨には降られませんでしたが、Stallの人たちはきっとびっちょびちょ!
雨の降る中、華麗に唄って踊るDonの姿にはほんとに胸が踊りました!
彼の脚が水を蹴った後に残る美しい軌跡さえ、音に合わせて唄っているよう!
他のミュージカルたちに比べると演出は少し地味かなとは思いますが、おはなしとキャラクターが引き立っていて、また別の魅力があります。
なにより水たまりを蹴って踊っちゃおう!っていう感じが誰もを童心に戻して、わくわくさせちゃうと思う!
終わった後にモップをかけるおにいさんたちがシュール笑。
どうせならお掃除も演出の一環にして遊びながら楽しくやっちゃえばいいのにー


そしてロンドンミュージカルは休憩時間にアイスを食べるのが定番。
売り子のおねいさんの元へ走ります。劇場で食べるアイスは一味違う!
すっかりロンドンミュージカルの楽しみ方を身につけております。


<WINDSOR CASTLE>
二日目は一日かけて、ウィンザー・ストーンヘンジ・バースを回るツアーにいきました!
美音が予約してくれたEvan Evansという英語のバスツアーです。
わたしたちのツアーガイドは陽気なジョン!
終始テンション高くて眠いときはちょっとうるさかったけど、絶えず色んな小ネタや豆知識を披露してくれて、前回の片桐はいり似のなんの役にもたたない日本人エセツアーガイドが添乗していたコッツウォルズツアーに比べたら、天と地の差でした!!
英語がわかる人にはオススメですーまあガイドさんによっては結構ひどいときもあるみたいだけど...ジョンは当たり◎
ジョンいわく、このツアーはタイムマシーンツアーだそうで。
ウィンザー900年前、バース2000年前、ストーンヘンジ5000年前と、たしかに時空を飛び越えた素敵ないちにちでした:)
そんな感じでロンドンから約一時間、バスに揺られまずはウィンザー城へ!


とりあえず...ものすごい霧でした笑
バスが止まって、「ここがウィンザーだよ!」と言われても何も見えなくて苦笑 笑。
まあそんな天気もジョンに言わせれば、「うぅ〜!シャーロックホームズが出てきそうだね!」というような感じです。
たしかにウィンザー城を囲む霧はなにか物語が生まれそうな空気を演出していて、中途半端な曇りよりも全然素敵でした。


ウィンザー城は1089年、ウィリアム一世が建設を始めたお城。
それから色んな時代に色んな王様が改修増築を繰り返して、今では人の住むお城としては世界でいちばん大きいものだそうです。
平日はバッキンガム宮殿で公務を行うエリザベス女王ですが、週末のお休みはウィンザー城で過ごされます。
女王が滞在されている時は女王旗が、されていない時は英国旗が掲げられます。
まじで霧でなんっも見えなかったけど、この日は女王旗が掲げられていて、女王がいらっしゃったそうです。
いちいちいるよ〜!つって危なくないのかしら...と思う。
ちなみにジョン情報によると、バッキンガム宮殿は1982年にMichael Faganという酔っ払いに侵入されたそうな。Michaelはお城のチェダーチーズやワインを食した後、なんとエリザベス女王の寝室に侵入。
侵入してきた男に毅然とした態度で"May I help you?"と声を掛ける女王。
それに対して、"Yes, I want a cigarette"とマイケル。ふてぶてしいマイケル!
女王はメイドに電話でタバコを頼むけど、女王がタバコを吸わないことを知っているメイドは緊急事態と判断して、警察を呼んだそうです。
簡単に侵入を許した甘い警備に激怒した女王は、雇っていた警備員(この日勤務じゃなかった人も)を全員解雇!
おまけに塀の上のイガイガをちょっぴり高くしたそうだよ笑。
これはバッキンガム宮殿のおはなしだけど、ウィンザー城もこんな露骨にいるよ〜!って言ってたら危ない気がするよね!

ウィンザー城は、普段はState Apartment(美術品がひたすらたくさん飾られてるはず)・St George's Chapel・Queen Mary's Doll House・The Drawing Galleryとほんとに観るところがたくさんなのですが、この日は運悪くいちばんでっかいはずのState Apartmentが行事で封鎖されていました。しょぼん。
入れないとこのしゃしん。


Doll Houseは金持ちの道楽〜〜〜!!!って感じ!
でっかいおうちに飾られるミニチュアたちは女心をくすぐります。
これきっとほんものの大理石だよね...とか金だよね...とか費用のことばかり気になるわたしたち笑。トイレはほんとに流れるそうだよ!まじかよ笑。
メアリーさんの人形好きは有名らしく、各国のえらい人たちからプレゼントされた特注お人形さん用ドレスなども展示されていました。おそろしやロイヤル。

Drawing Galleryはエリザベス女王の60周年を記念して、60枚のポートレート展示でした。
いまでこそかわいらしいおばあちゃんという感じですが、昔はほんとに美人さん。
ロイヤルの生活が垣間見えて面白いです。これは今年の10月まで。
ちなみにイギリスは今年、この60周年に合わせて色々と商品展開しているみたい。
Fortnum and Masonの紅茶も60周年仕様です。

St George's Chapelに向かっていたら、急に聴こえてきた陽気な音楽たち!
ちょうど衛兵交代の時間に遭遇したのです:) ラッキー!
バッキンガム宮殿よりも距離が近くて、派手という噂のウィンザー衛兵交代。


実はこの前に見回り中の衛兵とすれ違ったのですが、こっちは威厳がすごかったです。


装着しているブーツの音が霧の中に響いて、掛け声も交わって、けっこう怖かった!
それに比べたらラッパ吹いて太鼓叩く衛兵たちはかわいらしくて愛らしかったです。
音楽に合わせて位置を変えたり行進したりする姿は、前回Whitehallでみた騎兵交代とはまた違ってちょっとパレードみたいでたのしかったー:)
彼らはそのままお城を出て、城下町の方へ行進するみたいなのでそっちで待ち伏せしても面白いかも。
肝心のバッキンガム宮殿みたことないからなんとも言えないけど、ウィンザーの衛兵交代は見応えありです!オススメ◎
衛兵交代に見入ってたらSt George's Chapelを見る時間なくなっちゃった笑。
これがツアーの痛いとこだね。
「集合に遅れたら置いてくぞ!俺は一年前6人のメキシカンをバースに置いてきた!」とジョンが豪語するものだから、さーーーーっとチャペルをほぼスルーして、いそいそとバスへ戻り、念願のストーンヘンジへ!


<STONEHENGE>

ロンドン留学が決まってから、ストーンヘンジへはいついこうと考えていました。
ここで夏至の日の出をみるのは、わたしの夢のひとつです。
ちなみに気球に乗ってカッパドキアの大地を見下ろすこと、アルジェリアの要塞都市ムザブの谷の街をみることも夢です。
残念ながら夏至までにはまだ少し時間がありますが、それでもこの土地からは十分すぎる不思議なパワーを感じました。

ああー250件の火葬が行われた巨大な墓石群だとか、高度な天文学を扱う民族の観測所だとか、大量な陶器や動物の骨が見つかったことから大規模な冬至のお祭りが行われていたとか、ドルイド教徒の礼拝堂だとか、本当に様々な研究に基づく仮説が挙げられていますね。
が、依然そのすべては謎に包まれたまま!
この巨大な石たちをどんな方法で運んだのかも解明されていませんが、ジョンは「それでもここでなければいけない理由が絶対にあったんだ!わざわざこの場所に石を運ばなければなかった理由が!大切なのはここだということだ!」と興奮しながらしゃべっていたので、わたしのトキメキは最高潮でした。

悲しかったのは、サークルの中には普段入れないということ...石に触れることもできず、ただただ周りを歩くしかないのです。もっと近いと思ってたからショックだったなーー。
ま、でもそれは夏至の日の出をみにきたときのお楽しみということで。

ああ。ほんとうにときめく。
わたしの生きている間に謎は解明されるのかな。
つくったひとたちは天体でも地上でも、この場所が世界の中心だと思っていたと考えられているそうだよ。
そういうたくさんの人の強い思いは、この土地に根付いていると思う。
だって。この地から感じるこのパワーはなに?
ううーーーーーロマンだよロマンーーーーーーーーーーー素敵すぎる!
またぜったいに戻ってくるとおもいます。はあ。ありがとうストーンヘンジ。




<BATH>

旅の最後は古代ローマのお風呂が残る、世界遺産の街バースです。
ロンドンからは2時間半くらい。ここまで来るとちょっとやっぱ遠いね。
ローマ風呂といったらテルマエロマエでしょう。あのなんの展開もないマンガはいつまで続くんでしょう笑。といいつつ読んでます。
Roman Bathはいまも毎日お湯が出ているお風呂(入れないけど)と博物館がくっついた施設です。
思ったよりけっこーーう広くて、こんだけ熱烈なお風呂の歴史を見るとテルマエを馬鹿にしてごめんなさいという気持ちになりました。
やテルマエはまぁいいんだけど、ローマ人はほんとーーーーに日本人と同じくらい風呂が好きだったんだね!!!というある種の仲間意識が生まれてきます笑。


65年に建設されたローマンバースは、その当時お風呂としてだけでなく運動をしたり、ゲームをしたり、ひょっとして銭湯よりもポテンシャルが高いんじゃないかと思われる懐の広い社交場としてローマ人に愛されていました。
ただの娯楽施設としては贅沢すぎる高度な技術が活かされ、既に床下暖房やスチームバス、マッサージルームなども完備されていたそうで、ローマ人のお風呂に対する情熱が感じられますね。
そしてそこはながーい歴史を越えて、いまもまいにち46℃のお湯が1,106,400リットル噴き出しています。


立派な神殿や女神の像が多く見られるのは、ローマ人よりも前にこの地表から湧き出るお湯を発見していたケルト人が、そこを女神スリスの住処であるとしたことから始まるそうです。
テルマエでもやたら女神とか銅像とかにこだわってたなあと思い出して笑ってしまった。


どうせお風呂に入るのなら素敵な景色で極楽な感じで入りたいもんね!
バースにはイギリス唯一のちゃんと入れる温泉施設もあります。
バースは街そのものが世界遺産に登録されているくらい美しい街なので、露天風呂の眺めが最高だそうですよ。
その名もテルマエバーススパです。ぬるいと有名です笑。

ローマンバースのすぐ隣にはバースアビーという名前のチャペルが。


壁の80%が窓とステンドグラスで囲まれていて、「イングランド西部の灯火」と呼ばれてるらしい。おしゃんてぃー。


ステンドガラスの画は旧約聖書のエピソードを描いたものだそうです。
わたし一応6年間キリスト教の学校だったんだけど、いっこもわかんない笑。みんなわかるのかな。


ジョンが去年置き去りにした6人のメキシカンには遭遇しませんでした笑。
時間もなくなったので、アビーはちょっと早足で終わり。
バースはほんとに素敵な街並だったので、ぜひまたもう一度ゆっくり来たいです。
ニコラスケイジがおうちを持っているらしいあたりがとてもとても素敵でした。
坂の多い街は美しさが増すね。


こんな感じで超特急のツアーは帰路へ。
朝5時起きだったので、ロンドンまでは爆睡!
ビクトリア発でしたが、帰りは好きなとこで降ろしてくれるという自由な嬉しい感じ!
グロスターロードで降りて、美音ご所望のペリペリチキンを食べて帰りましたーーーん。
遠くに車なしで旅をするのは結構大変なので、郊外をまわる際にはEvan Evansつかってみてもいいと思います◎
できるならジョン指名で!笑
まわしもんみたいになったけど、二日目はこれで終わりーーおなかいっぱい!:)



<BOROUGH MARKET>
3日目は土曜日だったので、マーケット巡りをしました!
エンジェルのカムデンパッセージマーケット、前回も行ったボローマーケット、東のブリックレーンなど。
ブリックレーンはマーケット日曜なので、古着さん回っただけだけど!

やーーーーーーロンドンに来た人を絶対に連れて行きたい!ってとこなんてないなーって思ってたけど、ボローマーケットはぜひ連れていってあげたい!
多国籍なロンドンならではの食マーケット!
美音はほんとにボローの虜です笑。

入ってすぐににおいにつられて買ってしまった巨大なサンドイッチ!
ハルミチーズ(はんぺんみたいなやつ)が美味!!!

前回きたときからものすごい色してて気になってたスムージー。
写真のこたちは普通だけど、真緑のぐろいスムージーとかあります。
わたしはチャレンジせず笑。ふつうのスムージー!美味!!!!

いろんなとこに出てた旬の野菜。
なまえ忘れちゃった!なんだっけ。色が綺麗。

美音の買ったランチボックス。
中身がいろいろ選べるやつ。中東系のお惣菜ですね。ピタがついてきておいしそう!

そして前回と同じくMonmouthのまっじっでうまいコーヒーを頂いて出ました。
ここよりおいしいコーヒー飲んだことないですわたし。うまーーーーーいッ
んーーーーーほんとにほんとにおなかいっぱいッッ笑



それからちょこちょこお買い物したりお散歩したり、楽しい4日間はほんとすぐ終わってしまいました。
空港にお迎えに行ってからお見送りに行くまで、早すぎてびっくり。
なんか結局今回初めて誰かをヒースロー空港に迎えにいったんだけど、Arrivalでそわそわするのっていいもんだね。
美音の飛行機は着陸してからちょっと時間がかかったので、待ってる間たくさんの再会の場を目にしました。
恋人たちやおじいちゃんとおばあちゃん、小さい子どもがパパを迎えたり、左右の扉から荷物を持って歩いてくる人影をきょろきょろ追うたくさんの人たちの後ろ姿を見ていたら、なんだか泣きそうになっちゃった。
Arrivalの空間自体が高揚していく感じが、なんか...たまらんね。
誰も意識してないのに、「大切な人を待つ」っていう行動を通して同じ方向に昇華していく感じがうわーーーーってなった。
ほんとに語彙が乏しくてごめんなさい笑。でもそんな感じです。

みんなと離れてロンドンで住むってのもいいもんだなとちょっと思うようになってきた。
たぶんロンドンに住んでなかったら美音とこんなふうに旅行するのも難しかっただろうし、Arrivalでそわそわすることもなかったでしょう。大切な時間が増えたなあと感じます。
日本にいるみんなはそれぞれ忙しいと思うけど、ぜひぜひ遊びにきてください。
ヒースローまでお迎えにいきます:)

ほんとに素敵な時間をありがとうーーーー学生はおとなしく学業へ戻ります。
大切な人との時間を通して、この地をどんどん好きになっていく!
なんて幸せなことでしょう。
つぎはだれとどこにいけるかな!<3

最初の写真のスムージーから現れた、まさかの胴体付きのキリンたち